風が冷たくて寒さをより強く感じた昨日、湯島に行きました。
混んでいるかと思った湯島天神は朝早かったせいか、人影もまばら。
たくさんの、本当にたくさんの絵馬がぎっしりとつなぎ合わされ、重そうに垂れ
下がっていました。
1つ1つに1人1人の願い。高いところに結んだり、何度も何度もひもを結んだり。
どの絵馬にもそれぞれの願いが込められているんだと思うと、思わず
「みんな頑張れ」と声に出したくなります。
塀の外に出てふと振り返ると風情のある塀の前はだ~れもいない。
古びた塀を見ていたら、子どものころ祖母が住んでいた古い家を思い出し
ました。にぎやかな表通りから一歩入った狭い路地で、いとこたちと遊んだ
のは懐かしい思い出。いまはビルが立ち並ぶ、東京のど真ん中でも、まだ
あのころは庶民の生活のにおいがしていました。
その後、上野まで歩いていたら、10分くらいの道のりのあちこちでおまわりさんを
見かけて「???」。そして上野の大通りに近づくと、おまわりさんに加えて
眼光鋭いひと目で私服の警官とわかる人たちが20メートルおきくらいに立って
いました。これは皇室関係の方のお通りか…と思ったのですが、意外と小心者の
ワタシ。「どなたが…」とは聞けず、その場を立ち去ったのでした。